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ホビット 竜に奪われた王国

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新キャラのタウリエルさんはレゴラス王子に惚れられてるんですが、初対面で下ネタ言ってきたイケメンドワーフの方が好きという、男の趣味がすてきなエルフ姐さんでした。あんまり身分が高くないみたいでレゴラスのとーちゃんに「うちの息子に色目使うな」とか昼ドラみたいな事ブツクサ言われててかわいそう。「てか、あたし好きじゃねーし!! ストーカーされて迷惑なのはこっちだよっっ!!」って言いたかったと思う。タウリエルさんはきっと居酒屋で焼酎飲む方が好きなのに、エルフときたら詩の朗読しながら高級ワインしか飲まないような連中なので「つまんねー男ばっかだよ!!!」って内心思ってたと思う。

今回も盛りだくさんでした『ホビット』!! ただ、この盛りだくさん感はお正月映画の時期に賞味したかった!今、観たい映画めちゃくちゃあるから大変なの!このシリーズはIMAX 3Dで観たあと2Dで観て、吹替版も観て…ってやんないといけないから。まだIMAX 3Dしか観れてません。前作同様、ハイ・フレームなんちゃら…って上映方法はやっぱり苦手でした。2D吹替が観たいんだけどやってる館、もしかしたら無いかなぁ?スマウグの吹替キャストはウィキに出てなかったけどシャーロックの人なんだろうか?めちゃくちゃ低かったから若山弦蔵さんにやってほしい。
映画全体の感想を言うと、「三部作ものの二作目は最高傑作!!」という定説を考えるとわたしはちょっと不満です。残念ながら前シリーズの『二つの塔』には遠く及ばないと思う。いくら三部作で一本の話って言われても、これ単品で感動できるところが欲しかった。サムの演説なみの一本締めをトーリン王にやってほしかったです。なんか前作のラストでせっかく感動的に絆結ばれたって思えたビルボに対して、またなんかグズグズ言い出したな~って印象だったトーリン王。ビルボへの頼み事(てゆうか命令)の無茶ぶりも半端ないし。あとこれは難しいところだってのは分かるけど、新キャラが散らかってんなぁ~って感じで。あれよあれよという間に舞台が人間の港町に移って、そこで会うバルドってキャラが重要っぽいけど感情移入する間もなく「はいここまで!!」って強制終了された…って印象だった。前三部作&前作と今作のなかで一番「えっここで終わんの!!?」って終わり方でした。
…とまあ、不満だらけか!!って事ばっか書きましたが、逆に次作への期待はすごい高まってます。いいとこ全部最終章に持っていったのか?って思うから。三部作に対する配分を前シリーズとは違うように意図的にやってんのかな?とも思う。『思いがけない冒険』=『二つの塔』で、『竜に奪われた王国』=『旅の仲間』に近い気もする。はやく一挙上映で観たいよ。

アナと雪の女王

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前に観てる映画いろいろすっ飛ばしちゃうけどイラスト描いたから先に穴雪ブログ書きます。
映画自体のことを書く前にまず今回宣伝が大成功だなーって事に感心します。もちろんディズニーですから金かかってますよ、ちょっとやり過ぎじゃないか?ってぐらいのタイアップの量で。最初はこの宣伝の多さは逆効果じゃないか?って思ったけど、公開間近になった頃からの情報の小出し具合が絶妙だった。ミュージカルナンバーを推した予告編を流したところでアカデミー賞受賞…からの日本語版の楽曲を発表、「この超絶上手い日本語曲を歌ってるのは誰だ?」ってなったところで実は!って盛り上げて、その答えが松たかこ&神田沙也加っていう意外性。いやもう、お二人とも歌える人っていうのは認知されてるし、そういえば舞台にもたくさん出てる。けど地味っちゃ地味じゃないですかこのキャスティング。そこが逆に「えっこの人こんな歌えんの!?」ってみんな思って「観たいなー」ってなったと思う。
あとディズニーがまた返り咲いたってのも驚きで。ここ何年か話の練り方とか作品の質でピクサー抜いてますもんね。スタッフ引き抜いてんのかな?10年ぐらい前は「ふしぎの海のナディア」のパクリみたいなアニメ作ってたのにね~
で、『アナと雪の女王』ですが全体的にとてもよかった!いつも通りめでたしめでたし、で気持ちよく観終われる作りなのはもちろんで、でも今までのディズニーにはない暗さとか複雑さもあって、それらが上手くいってるかどうかは半々ぐらいなんだけど攻めの姿勢はすごく感じました。ヒロイン二人のキャラクターがやっぱりすごくよかった。エルサの抱える「自分らしさを出すと他者を傷つけてしまい、世間から隔絶される」って境遇はすごい現代的ですね。まさかエドワード・シザーハンズとかフランケンシュタインの怪物的な悲しさのあるディズニープリンセスが生まれるとは!彼女が自分の王国に背を向けて走り去ってしまう場面を観て、これは『かぐや姫の物語』と同じく「女性映画」なんだなーと思った。エルサが氷の城に引きこもって3年ぐらい経過してもよかったかなと思う。アナもアナで全くプリンセスらしくない。なんせ「はなくそ」ってセリフがありますからね。「よし!! わたし絶対今日男作る!!」っつって実行してしまうのもすごい。姉を助けに行くっていう大筋の行動は素晴らしいけど、言動とか細かい行動が元気通り越してもはや雑!あの子の行動のほとんどはかわいいから許されるけどブスだったら死刑!ってことばっかですよ。けどアナ大好きです。ロマンスの相手役がいわゆる王子様的ハンサムじゃないとこもいいですよね。『ラプンツェル』のフリンは男性の観客に好感を持たれるように作ったとのことですが、今は女性もタイツはいた王子様キャラなんか求めてないから、そこもヒットの要因ですね。クリストフ、めっちゃイケメンです!マスコット的な雪だるまのオラフも見た目全然かわいくないんですよ。だって雪だるまだし。けど超かわいい。雪だるまなんだけど夏に憧れてるっていう、死亡フラグ立ちまくり自殺願望ありまくりなヤバいキャラで最高です。オラフの吹替が瀧さんなんですねー!歌ってるんでしょ?やっぱ吹替版も観たいなぁ。

『21ジャンプストリート』と『LEGOムービー』

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先月はマシュー・マコノヒーのオールナイト入れたら16本映画観ました。ダントツでおもしろかったのは、これは2012年の未公開映画ですが『21ジャンプストリート』と、同じコンビ監督の『LEGOムービー』!マコノヒーナイトで一番おもしろかったのは『マジック・マイク』で、マコ兄貴も最高でしたが後日チャニング・テイタムの良さもじわじわきました。なんだろう…いろいろいびつなんですよね。ガタイがよくて顔のパーツが真ん中に寄ってるから「地獄のミサワ」みたいなんですよね。AKB在籍中のあっちゃんがよく「なぜ1位なのかが分からないところが魅力」と言われてたそうですが、そういう事なんだと思います。あっちゃんも顔のパーツ真ん中寄りだし。とにかくこの『21ジャンプストリート』のテイタムは「わたしたちが見たいテイタム(=バカ)」のニーズに全て応えてくれてて最高でした。言っときますが「バカ」は褒め言葉です。監督がその魅力を引き出し、そんな役を引き受けて最大限のバカを見せてくれるテイタム…お前偉いよ!! 話は高校生の犯罪を調べるために高校生になりすました刑事コンビ…というもの。テイタムと、コンビの元同級生ジョナ・ヒルが高校生だった頃は乱暴なマッチョ系が人気者だったけど、今の人気者は「環境問題に取り組んでいてマンガに詳しい奴」なんだそうです。サブカル詳しくて野外フェスに行くような感じ?『モテキ』みたいな。人気者グループの見た目は『ウォール・フラワー』のあいつらに似てた。この監督の特徴なんですが「そして5分後」とかの時間経過をいちいち画面いっぱいにバーン!と文字で出すのもなんか笑ってしまう。「何かが起こりそうで起きない」というのを繰り返すのとか、若い監督らしいテンポの良さ。『LEGOムービー』でもそういう細かくて皮肉の効いたギャグが冴えてて、さらに画面がすべてレゴで表現されてるっていうところが本当にびっくりしたし感動した!いろんなレゴのシリーズが出てくるので『スター・ウォーズ』『ロード・オブ・ザ・リング』あとマーヴェルのキャラクターが出てくるのも映画好きにはたまらない。「レゴは何をどう組み立ててもいい、なんだってできるんだ」というレゴの世界観は、なんらかのクリエイティブ業に携わる人間にはグッとくるものがある。それこそロバート・ヘンライの「アート・スピリット」のような志の高いメッセージ性があって、創作に対する勇気がわきます。今のところ今年のベスト1位!

『アクト・オブ・キリング』のことなど

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『アクト・オブ・キリング』公式サイト

去年『凶悪』観たときも思ったんですが、人間てもともとは「あっち」なんじゃないか?と。「あっち」っていうのはいわゆる「悪」と定義されてる方向です。「悪とはなにか?」って話になっていくと、まあ人殺しは「悪」ですよね。殺したり殺されたりを望んでるか?っていうと、自分とか身近な人が対象になるのは嫌だし、戦争に巻き込まれるのも嫌。外国の戦争に心を痛めることはもちろんあるでしょう。けどうんと時間が経っちゃえば歴史になって、映画とかドラマになる。戦闘シーンに「うおー!」ってなる。ならない人もいるだろうけど、わたしはなる。善か悪か選ぶならそりゃ善がいいよ、悪行に身を染めるのはどう考えてもしんどそうだし。けど、いつ、なにがあって「善」と「悪」がひっくり返るか、いやひっくり返るというか境界がわからなくなって善の方にいるつもりで悪のほうに行っちゃうか分からないよね、って思ったのは『それでも夜は明ける』です。あれは自分が白人側に生まれてたらふっつーに人でなしな事やってただろうし、黒人側に生まれてたらあの主人公みたいな勇気ないからビクビクペコペコしてたな…って思った。いや、きっと自殺してるな…根性ないから。
この映画にはたくさんの殺人者、それも殺した数が半端ない人たち…が出てきます。おじいちゃんになった彼は孫たちに「動物をいじめちゃだめだよ」と言う。一方でカメラに向かって虐殺自慢を喜々として話す。にこやかにその方法を教えてくれる。スクリーンの向こうのこの人たちは果たして「人間」なんだろうか?少なくとも、最後に発せられるあの「声」は人間のものとは思えなかった。あんな鳴き声は初めて聞いた。やっぱり彼は人間じゃなかったんだろうか?わたしは先に「人間てもともとは「あっち(=悪)」なんじゃないか?」と書きました。少しの気付きをきっかけに、彼は最後にあっち側に行ったのか?ずっとあっち側だったのにずっと気付かず、最後にそれに気付いたのか?観終わってから数日、そのことを考えてしまいます。
「人間の定義ってなんだろう?」って事を考えると、思い出すのは『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』です。ボートに乗って助かった数名のなかで、なぜ主人公の少年だけが人間でいられたのか?そこに動物と人間の違いが描かれていてずっと心に残ってる映画です。
願わくば、これらの映画のような極限状態に遭うこともなく、当たり前に人間をやっていけたらいいんですが、いつ何時なにがあってもいいように本とか映画とかで予習しとこうと思う。人間は文字を読んだり創作したりできるのだから。

映画感想まとめ

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『X-MEN: フューチャー&パスト』のミスティーク(=レイブン)すてきでしたね~前作に引き続きジェニファーの70年代ファッションがいろいろ見れて目の保養でした!前髪があるのもかわいい。関係ないけどx-menで画像検索すると撮影現場で全身ミスティークのメイクでお弁当持ってトレーラーから出てくるジェニファーの写真がやたら出てきました。

最近観た映画の感想をさらっと書きます!

『キャプテンアメリカ・ウィンターソルジャー』
…アクションはあんまし印象に残ってないんですが、冒頭で特に説明がないのにキャップのまじめな性格とか、みんなから好かれてる感じとか…がものすごく伝わるってシーンが好きです。けどやっぱり、この主人公がかわいそう過ぎるんですよね、あんなバカみたいなコスチュームなのに…困るわ。

『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』
…エドガー・ライト&サイモン・ペグ&ニック・フロストのチームは大大好きなので、今回は「卒業」って雰囲気が漂うのがやっぱり寂しかったな…。独身で仕事もちゃんとしてなくて、地元に帰ってちゃんと家庭と仕事持ってる同窓生に「飲もうぜ!! 」って言ってる今回のペグくんが人ごとと思えない!!

『アメイジング・スパイダーマン2』
…『(500)日のサマー』の監督なので主人公とヒロインのいちゃいちゃ描写がナチュラルでうまい、とかまあ分かるんですが(つうかほんまに付き合ってるしあの子ら)わたしが「つまんないな…」って感じるとほぼ同じタイミングでいつも隣の席の、小4~5ぐらいの男児が前屈とかストレッチ始めてたんですよ。やっぱヒーローもので小学生男児がストレッチしてたら失敗作だと思います。だから、ラストで子供が描かれるシーンは「あざとい」って意見も分かるんですが、日曜朝にやってる特撮だったらあれ全然オッケーなので、わたしはこっち寄りでいいと思う。なのでわたしはラストだけ好きです。それ以外だったら「トッキュウジャー」の方が100倍よくできてるよ!

『プリズナーズ』
…すごく評価が高いのは知ってるんですが、わたしは「犯人は誰か?」っていう謎解きの方向に行かない方がよかったんじゃないかな~と思いました。迷路のヒントとか邪魔だなーって思った。ていうかメリッサ・レオ出てきた時点で(最初分かんなかったけど)登場人物のなかで明らかに戦闘力最高でスカウター壊れる勢いなのでキャスティングがネタバレなんです!ポール・ダノも映画秘宝で「屈強な俳優にボコられる役ばかり演る」って書かれてて確かにそうだ!

『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』
…脚本の中島かずきさんは「グレンラガン」「キルラキル」とかすごい好きだし、ラスト近くに湯浅政明さん(『マインド・ゲーム』「四畳半神話大系」とか)が担当してるシーンがあるって聞いてすごい期待してたんですが、過去のクレしん映画と比べると勢いがちょっと足りないと感じました。場所の移動があまりなかったからかな?走ったり、乗り物に乗ったりとかの移動シーンがいつも秀逸なのでそれがないとこんなに退屈なんだな~と思った。

『ある過去の行方』
…これは全然観る予定に入ってなかったけど評判を聞いて観に行ったらすごい力作だったのでめっけもんでした!こういう驚きがあるから映画を観続けるのはやめられません。過去に観た映画だと『レイチェルの結婚』とかに近いでしょうか?あとマイク・リー監督作みたいな。ある家族とその周辺の、会話だけで関係や過去に起きたことが少しずつ分かってくる…っていう「観る」という作業がたまらない体験でした。こういう映画は観客を信用してくれてるな~って思ってすごく嬉しくなる。

『ブルージャスミン』
…なんだかんだ重そうな内容でもアレン映画だからきっと皮肉な笑いがてんこ盛りな、小粋な映画に仕上がっているであろう…と思ってましたが全然そんな事なかった!元ネタの『欲望という名の電車』は中学のころ一度観たきりですが、その時はヒロインのビビアン・リーのことを「すっごいバカな女だな!! 」って思って大嫌いだったけど、ジャスミンのことは全然そう思えない…嘘は絶対よくないって思うけど。いま『欲望~』観たらどんな感想かな?と思いました。

『とらわれて夏』
…ジェイソン・ライトマン監督作にしてはなんか日本語タイトルとかポスターデザインが昼ドラみたいだなって思ったんですが、脱獄囚のジョシュ・ブローリンをシングルマザーのケイト・ウィンスレットが匿うっていう話でした。物騒な話っちゃあそうなんですが、なにせこの脱獄囚が家事やってくれるわお菓子作ってくれるわ息子の面倒も見てくれるわのいい人で、ヒロインもひどい境遇なもんで「この人ら幸せになってもいいじゃん!!」って応援モードで観ちゃうんです。だもんで、警察が来た時にゃあわたしは「このポリぶっ殺して逃げるしかない!!」って思いました。

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌

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インサイド・ルーウィン・デイヴィス


公式サイト

まわりに猫好き、音楽やってる人、もしくはその両方を愛してる人もたくさんいるので観てほしい!
たまに「なんかうまく説明できないけどすごい好き」って映画があって、これはまさにそんな感じでした!予備知識ほとんどないまま観に行ったから「あっこの時代の話なんだ!」とか、手探り状態で観たのも、空気感とかを吸収するのにちょうどよかったのかもしれない。
好きな音楽と、なじみの友達とたまり場と、あとかわいい猫がいればお金なんかなくても!…とか、そんなわけない。ある事情から文字通りお金をかき集めるため、いったん全てを投げ出して旅に出た主人公。同行人はジョン・グッドマン。太ってる俳優って加齢とともに丸い優しい役が増えるイメージあるけどジョン・グッドマンはすげえ怖い。『赤ちゃん泥棒』の頃から何をするかわからない怖さがあったけど。もう一人の同行人が暗闇に飲み込まれるようにパトカーに乗せられてフェイドアウトしてしまうのもすごいシュールで、ここらへんは初期のコーエン兄弟ぽくてよかった。
この後「実家に帰る」という更なる地獄巡り編に突入するのでほんと悪夢です。この感覚が分からない人もいるでしょうが、何らかの夢があって実家出た人間が、お金なくなって実家に帰って、更に父親の仕事継ごうかな…とか、もうほんとに絶望ですよ。この映画って最初から最後まで、はっきり言ってずっとどん底なんです。ちょっとぐらいいい事あるのかな?って思っても、かわいい猫ちゃんが舞い込んでくるぐらいで、それすらも主人公にとっては厄介ごとだし。「あきらめたらそこで試合終了」と安西先生が名言すぎる名言を言ってしまったために、わたしたちはあきらめることに対してめちゃくちゃ恐怖感がありますが、この主人公はほとんどもうあきらめ寸前の状態が続いてて。けどほとんどの人の人生って、大なり小なりこういう時期がほとんどなんじゃないかと。最初結構つらいシーンから始まって、旅を終えて同じシーンに繋がったとき「あれ?もしかして冒頭のあのシーンが、旅によってなんらかの良い変化が起きて展開が変わったりするんだろうか?」と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいな事が起こるのかなと一瞬思ったんですがそれはなかった。痛みから始まって痛みで終わる。けど、じゃあ映画の始まりから終わりまでを思い出してみて、そんなに辛くて嫌なものだったか?っていうと全然そんなことはなくて。具体的に言えなくても、ほんの隙間程度だけど「なんかいい」って思える瞬間があったことをなんとなく覚えてるから。そういうことがあるから、やっぱり生きるのっておもしろいなとか思える。わたし個人の感想としては、いまの年齢でこの映画観れて本当によかったなと思いました。

『ホドロフスキーのDUNE』と2014年上半期

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今年上半期ベスト10本のイラストを描きました!5位は普通にブログに載せる用に描いてたので大きめです。

1位 LEGOムービー

LEGOムービー

1位と5位と6位は「人間が造り出すものへの感動」っていうのが大きかったです。まさかこの映画がそんな域にまで昇華するとは思わなかった!だまされたと思って観てほしい。ダントツの1位です。

2位 21ジャンプストリート
21ジャンプストリート

これはアメリカでは2012年公開で日本ではDVDスルー。春に1週間の限定公開やってたんですが、映画館で観た新作という意味ではもう上半期ぶっちぎりに笑ったし最高でした!続編の『22ジャンプストリート』も劇場公開なかったらまじで日本おわってる。

3位 インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
インサイド・ルーウィン・デイヴィス

観終わってからすぐに忘れる映画が多いなか、これは観終わってからどんどんじわじわきた!旅をしてる夢を見てるような不思議な感覚を何回も味わいたい。あと猫と暮らしたい!

4位 ウルフ・オブ・ウォールストリート
ウルフ・オブ・ウォールストリート

これをあの小さい白髪のおじいちゃんが作ってるとか、いろいろどうかしてる!狂ってる映画は最高です。ものまねをしたくなる映画も最高。

5位 ホドロフスキーのDUNE
ホドロフスキーのDUNE

これ観る前に「情熱大陸」で園子温監督の回やってたの見たんですが、園監督が自身でも言ってたのは「人と違うこと、人の予想に反したことをしなければという気持ちがずっとある」とのこと。さらに思い出したのは中村うさぎさんが「佐村河内さんとか小保方さんとか、変わった名前の人は人と違うことをしなければ、って強迫観念があるのかも知れない」ってこと。もちろん全員がそうとは思わないけど、名前って親からもらうギフトであると同時に呪いみたいな面もあるから、それも一理あるのかも。けど、アレハンドロ・ホドロフスキーという名前がチリで珍しい名前なのか、わりとポピュラーなのかは全然わからないけど、この方はそんなこと全然ないんだろうな!「変わったことをしよう」とかそんな意識全くないんだろうな!もういろいろぶっ飛びすぎてて、たぶんこの人が見てる世界とわたしたちが見てる世界とは、造形も色彩も全然違ってるんだろうな!天才とか神とか言われる人って怖そうだけど、ご本人がとにかく明るいし笑顔もめちゃくちゃかわいいし、若い頃なんかめちゃくちゃかっこいい。だからつい「これを観たらものづくり人種は勇気もらえる」と感じてしまうし、そう言われてるのも分かるんだけど同時に「自分は本当に創作がやれてるだろうか?」とも思わされる。励ましも畏れも同時にもらって映画館をあとにした。あ~『リアリティのダンス』が楽しみすぎる!

6位 機動戦士ガンダムUC episode 7 虹の彼方に
ガンダムUC

よく感じるのは、実写は「空間を切り取る」もので、アニメーションは「空間を造り出す」ものだろうか?ということ。『ゼロ・グラビティ』は宇宙にカメラが置かれてると感じたけど、『ガンダムUC』では造り出された宇宙空間にいる、という体感と同時に、この宇宙すべてを人間が描いて作っている、という感動がある点でわたしのなかでは『ゼロ~』を越えてる。原作小説をだいぶはしょってる部分もあると思うけど、全体にある「どんなに大人に言いくるめられそうになっても歯向かっていい」とか「最後は心で決めろ」とかいうメッセージがすごい胸にくるんですよ。あんまし政治のことは書きたくないけど、今の若い人は年寄りに自分たちの将来のこと勝手にどんどん決められてるから、それが本当に嫌だったら「それでも!!」って言えばいいよ、って思う。そしたらわたしは「それでも、と言い続けろ!」って言うから!

7位 MUD
MUD

構成とかいろいろ、すんごい不思議な感じでした。ジャンルとか、あんまし他にないなって感じ。舞台になる街の感じも、あまり映画で見ない感じの風景で。マコ兄貴もめちゃくちゃいいんですが少年ふたりの存在が素晴らしかった。少年期の思い出が、いいことばかりじゃなくて危険な目にもたくさん遭って、それでもきっと一生忘れないんだろうな、ってそんな余韻がたまりません。

8位 アクト・オブ・キリング
アクト・オブ・キリング

これはやっぱ…無視できないですね。ドキュメンタリーをあまり観ない方だったし、ストーリーのある映画のほうがいろんな色が出せる…って思ってたけどこんなのもあるんだ!って感じだった。

9位 ローン・サバイバー
ローン・サバイバー

「戦争映画」としてだと背景にある政治的なことはきっといろいろあるはずなんですが、「生き残り映画」として吸引力がすごかった!爆発そのものより吹っ飛ばされた後に起こる、肉体への衝撃とか、初めて観る感じの描写の連続で。最後の「ある一瞬の交流」も、普通だったらお涙頂戴になりそうだけどわたしはすごくよかった。心底「ありがとう!!!」って思ったし。

10位 なんちゃって家族
なんちゃって家族

これほんと良くできてたと思う!こいつら一人一人のダメさと、こいつらが集まったときのいびつさがもう最高。映画館で観たときの下ネタの字幕がめちゃくちゃセンスよかったんでソフトでも同じだといいなぁ~

her/世界でひとつの彼女

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her/世界でひとつの彼女


公式サイト

「ホアキン・フェニックスがスマホと付き合う」って最初に聞いたときはバカコメディーなのかなと思ってたけど、その後スパイク・ジョーンズが監督って聞いて俄然楽しみでした。感想は…すばらしかった!! なんかもう恋愛ってジャンル飛び越えて宇宙とか感じられるような、けど一周してやっぱり「恋愛とは?」「人と繋がるってどういうことなのか?」とかそこに戻ってきて、そこから更に「人間とは?」ってとこまで思いが及ぶとやっぱりこれはSFなんですよね。最終的に、めちゃくちゃ知能の高い宇宙人と恋愛してるような感じになってたし。「人間」って概念もいずれは固体を捨てて液体になって、もう男とか女とか人間とか非人間とか関係なく混じり合って、気体になって、それが「人口減少~滅亡」という事になっても、音になって、光になって、宇宙を漂う…とかそんなビジョンを抱いた。ので、もしかしたら過去に観た全ての映画のなかで一番壮大なイメージを持てた映画といえるかもしれない。

この映画がスパイク・ジョーンズでよかったな~って思うのはやっぱりちょい未来の街の感じとか、オフィスとか部屋のインテリアとか、全体の空間デザインがめちゃくちゃいいんですよね。「めちゃくちゃ」って書いたけど、すっごいわかり易い感じになってないのがもうほんとグレード高い!現実でもbluetoothとかちょっとずつ普及してるけど、駅とかで一人で喋ってる人見たらまだまだびっくりするレベルだし、こんなんこれから増えるのかな?って思ったら嫌だな~って思うんですが、この映画に出てくるあの二つ折りのスマホ?あれだったらかわいいし持ちたい!…って思わせてくれる。

元嫁のルーニー・マーラ(かわいい!!)、女友達のエイミー・アダムス(大好き!)、デート相手のオリヴィア・ワイルド(セリフが生々しい!)とか出てくる女性もみんないい。あと会社の同僚がすごいよかった!最初バカっぽいキャラだったし、主人公が「彼女できたって言ったけど…OSなんだ」って告白した時「あっそうなんだ」って感じだったからこいつ分かってないのかな?…って思ったら単にめちゃくちゃ器のでかい奴だった。ダブルデートしようっつって、普通に人間3人とスマホ置いてピクニックしてるんだけど、それが全然ふつうに成立してるという。あの同僚が主人公に言うセリフで「お前の中には女性がいる。褒めてるんだぞ」っていうのがすごい印象的だった。

この映画で描かれる恋愛がわかるか?って聞かれるとわたしはめっちゃ分かる!学生のとき、乙女ゲーの元祖(だと思う)、koei社の「アンジェリーク」ってゲームがあったんですが、周りの友達がどんどんハマっていって正直最初は「みんなヤバいよ…」って思ってたんですが、実際やったらドハマりして。昔の少女漫画ふうのデザインのイケメンキャラが10人ぐらいいて、まあとりあえず5人ぐらい味方に付けときたいんでキープしつつ最終的に1人に絞っていくんですが、親密度上がると突然……ゲームが喋ったんです!! 今でこそ人気声優さんが声入れてるゲームが当たり前ですが、その頃そんなの知らなくて、そのゲームにそういう機能があることも知らなかったから「喋った!!!」っていうのがもう『猿の惑星:創世記』でシーザーが言語を発したみたいな衝撃ですよ。ちなみに堀内賢雄さんだったので「この声『フルハウス』のジェシーおいたんの声やん!!」って更にびっくりした。

どういう人が好みかって聞かれて改めて考えると声と喋り方は重要ですよね~常々謎なんですが、最近の映画にしろアニメにしろ人気俳優とかアイドルに吹替をさせてますが、果たして自分の好きな俳優が声だけの出演でファンは観に行くのか?って思うんですが…まあ舞台挨拶とかイベントのための起用なんだろうけど、かつて『REDLINE』ってアニメがコケた事からもキムタクファンはキムタクの声だけでは映画を観に行かないって事は証明されてる。やはり声目当てで映画に行くのは声優ファンとかのおたく寄りの人種なので、もし『her~』みたいな時代がきたらおたくの方がフットワーク軽くOSと恋愛できるかも、と思いました。

『GODZILLA ゴジラ』と怪獣映画

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ローレン・バコール


タイトルとイラストが違いますが…ローレン・バコールを描きました。
今週は俳優の訃報が続きましたね。ロビン・ウィリアムズの映画は、わたしが映画を観始めた頃から主演作がたくさんあったので学校帰りに友達とよく観てました。テレビでも『いまを生きる』とかよくやってたし。わたしが好きなのは『フィッシャー・キング』『ガープの世界』です。『アラジン』のジーニーも好きでしたね、山寺さんの吹替も最高なんですが。あとウディ・アレンの『地球は女で回ってる』!いつもピンボケしてしまうのが悩み、という人の役なんだけど実際の映画のなかでもずっとピンボケしてて、なんとなくロビン・ウィリアムズって分かるんだけど実際には全然ちゃんと映ってないというw

で、『GODZILLA ゴジラ』の感想なんですが。
大絶賛か大酷評しか感想を聞かないからどっちも言いにくいんですが、もう公開から結構経ったしいいかな。結果から言うとわたしはだめでした。観る前は「余計な人間ドラマが多かったらうっとうしいな…」って心配があったんですが、結果的に人間のキャラクターがしょうもなさすぎて最初の1時間が苦痛しかなくて、その後も盛り返すことなく終わってしまって。わたしは正直言うとゴジラシリーズをほとんど観てないし、他の怪獣映画も平成ガメラシリーズしか観てないです。ので、「いんだよ細けえ事は!ゴジラが素晴らしけりゃ人間なんか」っていう見方は全然できないので、楽しむための準備不足はあったかもしれない。わたしはやっぱり人間が出てきて、人間側の描写がある以上は最低でも主人公だけでも感情移入できるようなキャラクターにしてほしいんです。主人公を通してゴジラを見上げるわけですから。監督が「最初の1時間ゴジラが出てこないのは『ジョーズ』もそうだから」って言ってる…と昨日映画好き友達から聞いたんですが、ますます「あほか!! 」って思いました。『ジョーズ』はなぁ~ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファスの主要3キャラが、ちゃんと、めっちゃくちゃ、おもしろいじゃん!! 『GODZILLA ゴジラ』はどいつもこいつもボンヤリしててなんにも伝わってこない。主人公はゴジラを見て何を思うのか?ゴジラ狂いの父親との確執や後悔を思うのか?自然の脅威に対する畏怖を感じるのか?そのフィルターが1枚挟まれば、何秒かゴジラと目が合うあのシーンはいろんな感情を揺すぶられるものになったはずなんだけど。こいつほんま何考えてんだろ?けどやっぱ父親のことは重要なはず…って脳内で必死に補充しましたが結局、嫁と子供の安否しか心配してない…ふうにしか見えなかった。…いや!それも勿論大事ですよ。けど嫁に電話して「やっと繋がった!」って言うんだけど、その前に嫁が電話に出れなかったのって、子供の歯みがきしてて着信に気付かなかったって描写しかないんですよね。…いや!子供の歯みがきも勿論大事ですよ。けどなんか…この夫婦、温度差ないか?って思っちゃうんですよね。主人公がベタな家族写真をポケットにしまってるのに対して、嫁の携帯の旦那の着信画面がNo imageなんですよ。いんだよ細けえ事は!ってまた言われそうですがそういうの気になるわ~

わたしの理想の怪獣映画は『ツイスター』なんです、って昨日話したら、なんとヤン・デ・ボン監督はゴジラ映画が作りたくて、あの映画の竜巻は全てゴジラのつもりで描写した、って話を聞きました。『ツイスター』での竜巻は、主人公にとって父親を殺した憎むべき対象であるんですが、竜巻を見るときの表情には明らかに美しいものを見るような感動とかあこがれがあって、主人公と怪獣との間にはそういう感情のつながりがほしいんです。出崎統監督のアニメも理想の怪獣映画と言えます。「ガンバの冒険」のノロイが最たるもので、イタチなんだけどめっちゃでかくて、けどネズミから見たイタチってこれぐらいでかいんだなって説得力がちゃんとあって。で、ノロイはめちゃくちゃ残虐で怖いんだけど、同時に非常に美しい白イタチでもあって。「あしたのジョー」の力石も「宝島」のジョン・シルバーも、みんな倒すべき乗り越えるべき壁であると同時にあこがれずにはいられない、ってそういう対象で。怪獣と怪獣映画はそうあってほしいんです。

『テロ,ライブ』

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テロ,ライブ


韓国映画観るのは久しぶりかも。『テロ,ライブ』がむちゃくちゃおもしろかったです!
公式サイト

テロリスト対ジャーナリストの攻防が約90分でリアルタイムに描かれる…ってだけで緊張感はんぱないんですが、主人公含めクズ人間が舞台となるテレビ局を牛耳ってるんで「こいつらなら絶対なんとかしてくれる!」って観客側の信頼感がゼロに近いのが尚更心臓に悪いです。普通、こんなドラマだったら交渉のプロとか、ジャク・バウアーみたいな頭悪くてもパワーで押し切るような人材が欲しいところですがそんな奴出てこなくて。一応、自称テロ対策のプロみたいな女の人が出てくるけど「任せて」って言う割に全然役に立たんし。すぐどっか行くし。たぶん「任せて」って口癖なんですね。あと見た目からして「ナニワ金融道」で指なめながら札束勘定してるオッサンみたいなビジュアルのテレビ局長が、クズすぎてもうギャグ。有り得ん事態を目の前に「まあ今度飲もうや」っつって定時で帰りよった!! なんかもう…出世すると人間こんなに腐るんだろうか?とへこみます。
予告でも出てくるので書きますが、主人公が付けたイヤホンに爆弾仕込んだって犯人に言われるんですが、耳ってのがリアルに怖いですよね。イヤホンがアップになって、嫌~な雑音がする度、主人公も観客も「ヒィ~ッ」ってなる。デイヴィッド・リンチの映画で、耳のアップになってブーーーンって重低音が響くけど何も起こらない…って描写がありますがこの映画では起こるんです!マンガだと「カイジ」のEカードでのカイジ vs 利根川で装着される「耳ドリル」です!
ここまでの、地味だけどリアルにハラハラする一室での心理戦だけでもめちゃくちゃ見応えあるんですが、後半どんどんスケールアップしていく。ここらへんはわたしは予想以上で、画面のクオリティの高さに本当にびっくりしたので映画館で観たほうがいいと思います!

バトルフロント

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最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。

バトルフロント

ケイト・ボスワースのキャンセル忘れがすべての元凶です。

公式サイト

『バトルフロント』はもう公開終わってるとこが多いんですが、予想をいい方向で裏切ってくれた傑作でした!『エクスペンダブルズ2.5』ぐらいに思ってたんですが、いやもちろん『エクスペンダブルズ』シリーズも大大好きなんですが、これは久々に「あっ、スタローンて元々こういう感じか!」って気付きがありました。ほんとに治安の悪い場所で育って、本物のクズ人間たくさん見て育ったスタローンだから描ける世界だと。こんな奴いる?暇すぎじゃない?って思う人もいるだろうけど、い る ん だ よ !! 田 舎 に は !!! 地元があまりお上品ではなかったわたしにとっては何度も心臓をつかまれて「うっ…」ってなった映画でした。悪さをする連中がみんな「悪い」っていうより「弱い」んですよね。あと「暇」。「怠け者の街」なんです。モンスターペアレントのケイト・ボスワースも、麻薬製造やってるジェームズ・フランコも、その彼女のウィノナ・ライダーも、みんなどうしようもないろくでなしなんだけど、完全な悪人になりきれない一瞬がそれぞれにあって、そういうところが「あれっ、なんか深いな…」って、いちいち心つかまれました。この3人のキャスティングも絶妙すぎて意地悪すぎです。特にケイト・ボスワースのガリガリ体型とカサカサの顔面びっくりした!これ役作りなんだよね!?オスカーノミネートあってもよかったんじゃないかな…?ていうか映画自体もイーストウッドとかベン・アフレック映画とトーン近いのに宣伝とか扱いがやや軽いのは、やっぱステイサムが超強すぎるせいですね。イサムには演技派転向とかしてほしくないし、このままでいいんだけど今回この映画では単に強いイサムが敵を殺して終わり、じゃなく、敵も味方もほとんど死なないのは特筆すべき。最後、みんな病院行きで救急車だらけでした。動物も死ななくてよかった!

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

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・ケツアゴ
・緑色のフィフィ
・アライグマ
・木
・プロレスラー
…以上がタイトルである「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のメンバーであります。長年、いろんなマーベルコミックの隅っこで縁の下の力持ちをやってたキャラクターたちを集めた、というだけあって見た目のごちゃまぜ感はんぱないです。『トイ・ストーリー3』で、捨てられた不人気キャラのおもちゃたち(主にマックのハッピーセット)が輪になって自己啓発セミナーやってる…ってシーンがあったかと思いますが、まさにあそこに居たフィギュアたちが主役になったって感じ。正直、最初に記事と写真見たときは「ネタ切れにも程があるな…」という感想でした。
公開前になって監督が『スーパー!』のジェームズ・ガン監督と知って期待は高まるばかりでしたが、これはな~好きになるに決まってるな!! 始まってすぐの、病院の廊下のシーンから「なにか特別な映画が始まった!」って感じでした。あれはなんなんだろう?カセットテープの音楽のせい?照明?カメラの目線?子役も、おじいちゃんもお母さんも周りですすり泣く人たちも全員上手すぎない?…って、ちょっとびっくりしました。ここで流れる「I'm not in love 」という曲は正直今までちょっとバカにしてました。が、この瞬間「なんつぅ良い曲だ!! 」と早くも号泣。その後、成長した主人公が登場してからの、タイトルがめっちゃでかく出てからのオープニングではさっきとはまた全然違った感動がどっと押し寄せてきて、ここ全然泣くとこじゃないんですがわたし、さっきの子供がこういう大人に成長して本当によかったな~って思ってここでも号泣。この映画が持つ「自由」って雰囲気に一気につかまれました。ここで流れる「Come And Get Your Love」がサントラで一番好き!サントラついでで書くと最後から2番目に流れる「Ain't no Mountain High Enough」はほんとにいろんな映画で使われてますが(今年観た映画だと『早熟のアイオワ』でジェニファー・ローレンスが最後に歌ってた)わたしもこれは大好きで。死んだらこれ流しながら散骨されたいって思ってる曲です。最後の曲はもう「5時に夢中!」しか思い出さないんで個人的にはやめて!って感じでしたw
…と、もう最初から最後まで「ここのこういうところが大好きなんだよ~」ってずっと語れる映画です。最近の金のかかった大作は「今なにが起きているか」「誰が誰をどうしようとしてるか」とかが分からなくなる事が多いんですが、これは常に分かりやす過ぎるぐらいすっきりしていたと思います。オーブを追うガモーラ、それを追うピーター、ピーターを捕まえようとするロケット&グルート…というシーンはキャラ紹介しながら話が進んでる点で見事。その後、宇宙刑務所でガーディアンズがそろうという流れも最高!だって宇宙刑務所だよ!? めっちゃくちゃロマンですよ!! なんかもうアニメの「スペースコブラ」の世界!あとメンバーの半数が金儲け主義なとこがキリコのいない「ボトムズ」って感じ。投獄のあとはもちろん脱獄。ロマンすぎる!ここでもなぜか泣いた。
確かにならず者集団という程にはならず者じゃないし、汚いセリフもほぼなく、『スーパー!』を思うとちょっとお行儀いいかな?チャイルディッシュかな?とは思うんですが、けどやっぱりこういう仕上がりにしてくれてよかったなと思います。この映画の最大の魅力って、ちょっと恥ずかしい表現だけど「心がこもってる」ところだと思うから。グルートがその象徴ですね。あとすごく印象的だったのは、先述の4人の追っかけっこシーンと、クライマックスのロナンとの対決シーンに、やたらその他大勢の市民がフレームに入ってるところです。他の映画だと主要キャラたちからもっと離れたところに配置されてる気がするんですが、なんかやたら近くに居るなーって。それはやっぱり、ガーディアンズがスーパーマンとかバットマンみたいな特別で唯一人なヒーローではなくて、普通にそこに住んでる人と変わらない、ピーターのセリフにもあった「自分も世界の一部であり、そこに住んでる」って事なんだと思う。ガーディアンズと世界を繋いでる存在、ノバ・コーズを演じるのがジョン・C・ライリーというのも絶妙。ジョン・C・ライリーほど、普通にちゃんと働いて家族と過ごしてそこに住んでいる…って存在感のある俳優はいないと思うから!ガーディアンズはノバ・コーズさんみたいにちゃんとした人に仕事もらって頼られるのって、きっとすごい嬉しいと思う。それはわたしも社会とかいろんなものからはみ出してるな~と思ってる人間だからすっごい分かる!とか勝手に思ってる。
あと最後にこれだけ書かせて!ピーターとヨンドゥの関係もすっごい良いですね!ヨンドゥが一番好きなキャラなんですよ。あの武器もかっこよすぎるし!ピーターが何かしら企んでて自分を出し抜こうとしてるの分かっててもニヤニヤして乗ったフリして結局は成長を見守ってる感じ、あのニヤッとした笑いが最高です。

猿の惑星:新世紀 (ライジング)

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猿の惑星:新世紀(ライジング)

タイトルの: とか ( ) とかめんどくさい!!

こないだテレビで前作やってましたね~ジェームズ・フランコが家に持って帰った箱を開けると、中に赤ちゃんのシーザーが…ってところで「シーザー(アンディ・サーキス)」ってテロップが出てびっくりしました。そこは…まだアンディじゃない!そこは…CGだ!! けど、そんなフライングテロップを出してしまう気持ちもわかる。だってアンディ・サーキスはすごい!もう学校を作ればいい!千葉ちゃんにおけるJACみたいな。それか戸塚ヨットスクールみたいな。個人的には顔がすごい好きなので、生身でももっと映画に出てほしいです。今月号の秘宝の特集もすばらしかった!
CGもほんとすごい。もう、どうすごいのかさっぱり分からんぐらいすごい。猿の顔のアップ、表情がすばらしい。本来、人間の俳優が演技力をふるうべきところでCGが…と複雑な気もするけど、そこはやっぱり俳優の表情がベースにあってこそで。けど俳優がCGの「中の人」化してしまってるのか…まあそんなの今に始まったことじゃないけど…と、すごい画面を観るたびになんか複雑でした。感動しても「けどCGなんだよな…」ってちょっとストップがかかるんですが、なんでそんな今更な事がこの映画に限ってこんなに気になるのか?こないだアライグマと木のCGで号泣したばかりのわたしが?それはなんか、この映画の「猿と人間の境目はなにか?」ってことにリンクしてる気がします。
前作は好きなんですが、観てて非常に「居心地が悪い」と感じたのは、わたしがはっきり言って猿とかゴリラがあまり好きじゃないからです。だってなんか…こわいじゃん。人間のことなんか見透かしてますよ~って感じが子供のころからずっとしてた。さすがに猿虐待センターでバイトしてたマルフォイ(トム・フェルトン)ほどの悪行はしないにしても、隣んちのおっさんぐらいの嫌な奴…にはなると思う、わたしは。隣んちででかい猿飼ってたら多分嫌だわ。話逸れますが、最後にシーザーを迎えに行ったジェームズ・フランコ(まだシーザーが言語を話すところを実際には見てない状態)が「さっ、帰ろっ?」って幾分軽く言った後で、シーザーに耳元で「シーザー おうち ここ」って言われてめちゃくちゃびっくりして「あ…そっかぁ…」って半泣きで帰るところがほんま何回観てもおもしろすぎる!
で、今作ですが先述したCG云々が気になるのは途中までで、途中からはもう心と心のぶつかり合いというか、心情的な部分でグイグイ観れるのがすごくよかった。一対一で向き合うと共存できるって心から思えるのに、種族と種族になるとそうできない…とか、ほんとやるせない。戦争は始まってしまうと簡単には止められない、っていう。あとコバな~!! 一対一だったらシーザーはコバを絶対助けたと思うんだけど、あの猿軍団はもはやヤクザみたいなもんだから他の組員に示しがつかん、って事でああせざるを得ない…っていう。コバがフレドみたいなもん、性格はソニーだけど(※『ゴッドファーザー』)。最初に「人間は人間同士で殺し合うけど猿はしない」って言ってたのがラストに結びつくんですよね、しかも人間がもたらした銃っていう新たな武器のせいで…っていう構造とかすごいうまい。しかも、そういう心情的にみせる場面で説明的なセリフが一切ない。顔のアップですべて語る…しかしそれは人に被せたCGだ…というところで振り出しに戻って、無間地獄のような気持ちで観終わるのもまた素晴らしいです。こういう気持ちにさせるのって製作側は狙ってるのかな?

10/18アニソンライブ

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アニソンラブフライヤー表

アニソンラブフライヤー裏


ジバニャンおにゃのこ化だニャン☆わかったかな?最近バンダイチャンネルで一気に見ました。コマさん&コマじろうが好きです。

2010年から毎年ハロウィン近くにアニソンカバーのライブを主催してて今年もやります。ジャンプしばりとかガンダムしばりとかやったけど、最近はジャンルなしで今年もそう。アニソンカバーのライブって本当にたくさんあって、わたしもそんなしょっちゅう観に行ってるわけじゃないけどバンドも客層もそりゃまあ若いですよ。リアタイで放送してるアニソンとかバンバンやってたりしますよ。若い子まじで吸収力が貪欲でびっくりしますよ。だもんで、わたしなんか知らん曲ばっかです。なんだかんだ毎シーズン2本ぐらいしかアニメ見てないし。主催者がこんなんなので、たぶんうちのライブはゆるい。敷居が低いというか、わりかし普通にちょっとアニメ好き…ぐらいの人が知ってる曲が多いと思います。今年はもう下手したら昭和の曲結構あるし、国民的アニメって言われてるような作品の超メジャー主題歌も多いし、アニソンライブっていうか、テレビまんが主題歌カバーライブ みたいな感じかも。あ、映画も今年は多い!特撮もある!あと、出演者のドレスコードはコスプレなんですが、コスプレっていうより「学祭でやる仮装」みたいなのが多いです。「いい大人が本気でやるバカ」みたいなのが理想なんです。

出演順にバンドのご紹介をちょこっとします!

【1】4rose さん
…今回初めて出てくれるガールズバンドさんです!全員まじでかわいいまじで。「もともとボーカルとして活動していた4人がバンドを組んでみようと始まったのが結成のきっかけ。そのため、全員弾きながら歌うのが特徴のバンド」とのこと!公式サイトもあります。
4rose official site

【2】K.M.Revolution さん
…去年に引き続き2回目、だけどGtVoのabeちゃんは1回目のライブから毎年メンバーをちょこちょこ変えて出てくれてます。abeちゃんの牽引力が毎回すごい!うちのライブで1番新しめのアニソンやってくれるバンドでもあります。

【3】Dot☆Cat with プリン隊 40%off さん
…2012年から出てくれてる、まりやちゃん&ちあきちゃんから成るアイドル「Dot☆Cat」さんと渋いおじさまバンド(あ、1人若いわ)「プリン隊」さんとのバランスが毎回絶妙です!踊れる曲をやってくれますよ~Dot☆Catさんを見てみんな踊ろう!
Dot☆Cat 公式twitter

【4】事務スナイパーズ さん
…最初にライブやりたいって言い出したときに作ってくれた、このバンドなくしてはイベント自体なかったという存在!のバンド!演奏&ボーカル、選曲、パフォーマンス、そしてコスプレのセンスが毎回冴えすぎのバンドです。うまいのに笑える、笑えるのにうまい…という!今年のコスプレは絶対みんな知ってるあの作品ですよ!

【5】anisingFlat さん
…普段はオリジナルバンド「VanishingFlat」として都内のライブハウスで活動してる3人に、毎回すばらしい仲間が加わってグレードの高い迫力ライブをみせてくれる、お世話になりまくってるバンドです!毎年トリなのに今年はなぜ最後から2番目なのか?今年はひと味違うからなのです…お楽しみに!!
VanishingFlat 公式サイト

【6】鴬谷危険球 さん
…毎年わたしのバンド「ネクロマンサーズ」でボーカルをやってくれてたこはしくんと、ロボットアニメ&特撮のへの熱すぎる情熱をたぎらせた男どもが出会って結成されたバンドが初出演でトリです!いやもう、だってここのセトリの熱量やばいw w ロボ&特撮好きの方は絶対最後まで残ってください!

ちなみに去年こはしくんが選曲した、うちのバンドのロボメドレーはこんなんでしたよ!!
・亜空大作戦スラングル(ゴリラじゃないほう)
・機甲創世記モスピーダ(「伝説」と書いて「ゆめ」と読ませるやつ)
・機動戦士ガンダムZZ(アニメじゃない)
・銀河旋風ブライガー(お呼びとあらば即参上)
・戦闘メカ ザブングル(はやてのようにーー)
・装甲騎兵ボトムズ(むせる)

ボトムズ難しかったわ……もっかいやれって言われたら死ぬ。

あと、今年わたしはバンド出演はお休みしてライブドローイングで参加します!壁にちょっと大きめの紙を貼らせてもらって、開場時から描き始めて転換時間にすこしずつ描いていって終了までに仕上げる…っていう初のことをやります。あるコスプレをして描きますよ~

予約は受付で名前(本名じゃなくても大丈夫)を確認するだけなので各出演バンドに知らせるだけでオッケーです。
ライブ用ページ

楽しいイベントにできるよう、一同がんばりますので是非遊びにきて下さい!

アンダー・ザ・スキン 種の補食

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アンダー・ザ・スキン


公式サイト

言葉にするのがほんとうに難しいんですが…傑作であることは間違いないです。万人に薦められる映画じゃないけど、気になってる人は絶対に映画館で観たほうがいい!バルト9、音が半端なかった!

もう、あの音が、一種の催眠効果があるんじゃないかと。あと冒頭のとこ。冒頭はなんか、映画とかでよく精神疾患の患者にやる「これは何に見えますか?」ってのをさせられてるような…そんな気になりました。で、タイトルとクレジットが出たら…なんかめちゃくちゃ左に寄ってて。もうあそこで頭が(いい意味で)ガンガンした。で、その後男を部屋に誘い込むスカーレット・ヨハンソンが画面の真ん中に配置されたのを見たら、今までにない恐怖感じて。これってどういうことなんだろう?科学的にそういうのあるんでしょうか?「ここで怖がらせよう」とかって、どんな映画でも製作側の計算があるに決まってるけど、この映画でのそれはもっと大きいというか得体が知れないというか…それこそまさに侵略者側の目線、って感じがして戦慄しました。この映画では常に、画面上の縦方向と横方向が気になった。先述したような左右のバランスからくる変な感じもそうだし。後ろ歩きするスカヨハと彼女をに付いて行く男との真横からのショットでは、両者が同じ地点に足を着けて歩いていたのがいつの間にか狂っていて男が沈んでいく…っていう気持ち悪い騙し絵みたいになってて。縦方向に関して言えば、特にバスを待ってる風景が、遠近法とかおかまいなしに描いた子供の絵みたいでなんかすごい変で。やたら起伏の激しい道が何回か出てきて、そこを車とかバイクが走ってくるシーンは宮崎駿がたまに描く、最小限の描写で遠近法をやってるあの不思議なレイアウト…(わかります?『カリオストロ~』のオープニングとか『ナウシカ』後半で戦車がこっちに向かってくる時の絵のあの感じ)みたいで。なんかこんなにも、縦と横が気になりながら観た映画はなかった!

常に獲物をおびき寄せて招き入れる側だった主人公が、少しずつ変調して遂に招かれる側に反転したときの描写も印象的でした。それまでじっと据えられてた世界に動きが出るのが新鮮で。けどやっぱり怖いんですよね~なんか一瞬赤い服着た人が見えるのとか『赤い影』みたいで。そういえば映画が始まって最初に頭に浮かんだのは同じくニコラス・ローグ監督の『美しき冒険旅行』でした。ジャンルとか全然違うんだけど、同じような残酷さと、美しさと儚さがある。捕食者である主人公が強くて男になんか力で勝てる…って言うとそうではないってところもとても儚い。縦と横のことを書いてきましたが、主人公が多分初めて恐怖を感じたときに「真上」の空が映し出されて、その後もう一度空が映ったときに舞ってるのが灰なのか雪なのか…わからないけど圧倒的に美しくて悲しかったなぁ。

あと、この映画のスカーレット・ヨハンソンを最初に写真で観たときに連想した映画の登場人物をまとめて描きました。ファーコートにパーマヘアって女装のゲイに人気あるのかな?すごく憧れるしフェイクのだったら欲しいけど自転車乗るとき合わないから着ないな。
アンダー・ザ・スキン

ハロウィンアニソンライブ2014おわりました!

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念願の集合写真\(^o^)/

集合


10/18、四谷アウトブレイクさんでアニソンカバーライブのイベントをやらせていただきました。毎年結構天気が荒れるのでわたしの雨女説が高まるいっぽうだったこのライブですが、今年は晴天でした!お越しいただき盛り上げてくださったお客さま、要望に逐一応じてくださったアウトブレイクのスタッフさま、本当にありがとうございました!そして出演してくれたすばらしきバンドさまを紹介させていただきます!

【1】4rose 様
今回初参加してくれたガールズバンドさん!全員超かわいく、全員ボーカルと演奏ができる…というまさに天は二物を…的なガールたちがおっとこまえな銀魂コスで出演してくれました。
公式サイトがあります!こちらにたくさん写真があります。

kiss the girl(リトル・マーメイド)
key plus words(ペルソナ)
もうそうえくすぷれす(囮物語)
サムライハート(銀魂)
memories(ONE PIECE)

4rose


【2】K.M.Revolution 様
毎回出てくれてるバンドさん!GtVoのabeちゃんの牽引力がすごい!w w 毎回メドレーもやるしサービス精神すばらしいです。藤子不二雄アニソン楽しかった!abeちゃんのコスプレは「悪魔のリドル」の走り鳰ちゃんて子らしいっす。

創傷イノセンス(悪魔のリドルOP)
Dead END(未来日記OP)
Virgin's high!(スカイガールズOP)
魔弾 ~Der Freischütz~(T.M.Revolution)
21エモンED~ムーミンOP~パーマンOP~サクラ大戦OP~ウテナOP
~ファフナーOP~エスパー魔美OP~ぱにぽにOP~キテレツOP~

km


【3】Dot☆Cat with プリン隊 30%off 様
早いもので3回目です!アイドルの「Dot☆Cat」さん&渋いおじさまバンドの「プリン隊」さんから成るバンド!今回はDot☆Catさんにとっては活動縮小前のライブという事もあってファンの方たちの熱気がすごかった!! シェリルさん&ランカちゃんの笑顔まぶしすぎた!

ライオン(マクロスF)
オンリーマイレールガン(とある科学の超電磁砲)
ハートキャッチパラダイス(ハートキャッチプリキュア!)
甲賀忍法帖(バジリスク)
DISCOtheque(ロザリオとバンパイヤ)

dotcat


【4】事務スナイパーズ

このイベントやりたい!って言い出した時からずーっといろいろ協力してもらって毎回出演してもらってる恩人バンド!演奏レベル高いのに毎回コスプレが本気のバカ(褒め言葉!)というギャップ萌えもたまりません。今回のアラレちゃん合わせ最高すぎる!! ガッちゃんの触覚はギターの弦だそうです!たろさが普通にそうゆう人にしか見えんw w アラレちゃんの頭上のアレがクオリティ高杉。

ゆずれない願い(魔法騎士レイアース)
未来は僕らの手の中(カイジ)
greate scape(進撃の巨人)
アレアレアラレちゃん(Dr.スランプアラレちゃん)
pray(銀魂)
呪文降臨マジカルフォース(マジレンジャー)

jim


【5】anisingFlat
普段、VanishingFlat という3ピースバンドで活動してる3人を中心に、毎回すてきすぎるゲストを加えて毎回トリを飾っていただいてる超実力派バンドさん!! 今回はジブリしばりで感動系だったのでトリのひとつ前にさせていただきました。ほんとうに、鳥肌立ちっぱなしの30分間でした。「もののけ姫」に入るまえに劇中曲の「アシタカせっ記(※漢字がない)」を挿入した構成とか舞台を観てるようでした。まじめにふまじめなコスプレも素晴らしいの一言につきます!ナウシカ美しすぎ!アシタカの再現度はんぱない!そしてまさか監督とムスカ大佐が…w w あとトンボは後半コダマに変身しました。

風の谷のナウシカ(風の谷のナウシカ)
君をのせて(天空の城ラピュタ)
ルージュの伝言(魔女の宅急便)
優しさに包まれたなら(魔女の宅急便)
カントリーロード(耳をすませば)
もののけ姫(もののけ姫)
ひこうき雲(風立ちぬ)

anifla


【6】鶯谷危険球
今年のトリはセトリの熱量でこいつらに決めました!ボーカルのこはしくんとはずっと一緒にバンドやってたんですが、ロボット&特撮への愛が押さえきれない男たちがいたので主催者としては「この暑苦しい化学反応が観たい!! 」と思って。メンバーのうち2人がK.M.Revolution との掛け持ちだったので本当にお疲れ様!もう期待以上でした!! こはしくんのパフォーマンスは過去最高だったと思うしまだまだ伸びるとこが見たい!もちろんわたしもまた一緒にもやりたい!あ、コスプレは「おたく」ですw

特救指令ソルブレイン OP
列車戦隊トッキュウジャー OP
健全ロボダイミダラー OP
DREAM JACK(ネクスト戦記 EHRGEIZ OP
メドレー(以下内訳全てOP
宇宙戦艦ヤマト
海のトリトン
おれはグレートマジンガー
破裏拳ポリマー
タイガーマスク
バビル二世
誰が為に(サイボーグ009

uguisu


最後に改めて、出演してくださったバンドのみなさんありがとうございました!! 4年前に始めたときからの目標は「いい大人が本気でバカやる学祭」だったんですが、今年はりんご飴売りとかライブドローイングとかいろいろ盛ったおかげで学祭っぽさに近づけた気がした!来年やるならテキ屋増やしたいな。

以下、ひとりごと。

正直、わたしいろいろ全然ぱっとしないしもっと日々努力すべきなので、このイベントやるのって楽しいことに逃避してるだけなんじゃないか?とか思って、それにみんなをいつまでも付き合わせるのってどうなのかな?…とか思ったこともあるんですが、けどやっぱり当日ライブ始まって、終わって打ち上げやって、みんなが毎年どんどん仲良くなってるのとか見るとまたやりたいな~と思ってしまうし、1年に1回ぐらいいいよねハロウィンってことで!…と思ってしまう次第です。

あと来年セッションでやりたいことあるんですがっっ!
ガンダムしばり と 銀魂しばり をやりたいんですがっっ…!!
ガンダムは3年前にライブでしばりをやったけど3年前と今とじゃUCもBFもGレコも増えたし来年なんかオリジンあるし!来年やるべきだろ!…と。ライブでガンダムしばりにしたい気もするけど出演バンド減るかな?あと銀魂はバンド曲ばかりだから練習になるし前からセッションやりたいと思ってて。実現できたら…またお声かけさせてください。

エクスペンダブルズ3

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エクスペンダブルズ3


しまった!! スナイプスを3体描いたせいでスペースがなくなった!!
毎回「この人が!!」「この人も!?」ってうれしい出演がわんさかなシリーズですが、やっぱスナイプスの復活はおめでたかったですね!人気が落ちてしばらく映画に出てなかった、とかそんなレベルじゃないですもんねこの人は。スナイプス奪還のシーンから始まる…ってそれだけで最初っから泣ける…いや嘘です、めっちゃ笑った!そういうアクションスターたちの時事ネタをおもしろおかしく盛り込んでるんですが、それが嫌味じゃないのがすてきです。もうとにかく終始「すてき」なんですよ!ポスターからしてもう、すてきな笑顔がズラーッと並んでて、コピーが「すべての洋画ファンへ」…って。「洋画」って久しく聞いてない気がします。単なる外国映画って意味以上に、ネットが出てくる前にテレビでしょっちゅう放送されてたハリウッドの娯楽作品イコール「洋画」って気がする。今も地上波で映画枠ってあるけど、ちゃんと洋画を放送してくれてるのってもうテレ東の午後ローだけだと思う。
…って、つい懐古的な「昔のほうがよかった」って文章になってしまいそうでヤバイヤバイ…ってなりますね。だってバーニー・ロス(スタローン)なんか今回、古株のおっさん連解雇して若者をリクルートしますもん。あんなに息の合った連中と別れて若者と組もうとするなんてすごい。1作目ではバーニーの跡を継ぐべき若者扱いされてたステイサムが4年経ったらじじい扱いされて解雇ってのは酷いですが。もちろんその解雇は「このまま消耗品生活続けさせたらこいつらは孤独なじじいになって孤独に死ぬ」って心配したバーニーの思いやりゆえなんですが、それで若者雇って危ないミッションさせんのも酷いっちゃ酷い。若者、速攻捕まるし。それでも、古株も若者も、面接落ちたバンデラスも、みんなロスについて行こうとするのが熱いです。滑走路に古株4人が並んで立ってるとこ…ベタだけどああいうの大好きだ!ギャグ担当のおしゃべりバンデラスの動機も「なんかわかるよ!!」って感じで泣けます。もうね、こういうのはわたし世代は少年ジャンプのマンガで死ぬほど読んでるから絶対泣けるんですよ。

イコライザー

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イコライザー


公式サイト

まぁ…あの
わたしの絵が似てないとかゆうのは今に始まったことじゃないやん?デンゼル・ワシントン…

『イコライザー』!!!!!
これはもしかすると今年のベスト3にねじこんでくるかも知れません!! いやもう、完璧なめてました。どうせいつものデンゼル節でしょ?まじめなんでしょ?って思ってました。まさかここにきて、こんな怖いデンゼルが見られるとは思いませんでした。あの…この主人公ほんと怖いっす。この映画が飛び抜けてるのはそこの振り切り方だと思います。わたしは小学生のとき、アニメの「北斗の拳」を見て何が怖かったかってゆうと主人公のケンシロウですよ。悪党に対するあの容赦のなさ。ある村で悪党が老人を放り投げて距離を競ってたらケンシロウが来て、止めさせるとかじゃなくて悪党を放り投げるんです。で、別の悪党が「し…新記録」って言う、有名なエピソードがあるんですが。大人になって分かるのは、やっぱそこはギャグなんですよね。恐怖と笑いはスレスレ紙一重とは言いますが、「強すぎる」というのも笑いと紙一重です。まじめなイメージのデンゼルがまじめな顔で強すぎるんで、怖さと笑いがスレッスレでもう最高でした。

で、敵対する組織のボスも強くて狂ってて変態めいてるのが最高すぎます!『ノーカントリー』で好きなのは、追う側と追われる側の両方が戦闘能力に長けたプロであるってところなんですが『イコライザー』も同様です。このラスボス、最初は警察とか捜査員なのかな?って思ったら実は…って正体の表し方とか、第二形態とびこして最終形態になったフリーザみたいでした。怖い!最高!! クロエちゃんと仲良しの娼婦を尋問してるとことかめっちゃ怖いんですよね~あの卵形のオルゴールどう使うんだ…って、もう怖くて怖くて。で、その後ぐーっと部屋の外にカメラが移って、殺人が行われてるすぐ外でバーベキュー用具を洗ってる人が映るんですよね。並の映画だったらここはバーベキューの最中の家族とかを映して、日常と異常の対比を描くと思うんですが…違うんです…バーベキューっていうのはめちゃくちゃ楽しいイベントなので非日常なんですよ。真の日常とは「バーベキュー用具を洗う」風景なんです。このセンスすごい!!

ここまでで既に「最高」連呼しまくってるんですが、ラストバトルの会場がホームセンター、っていうのがもう…ただでさえワクワクしてしまうホームセンター、しかもジョイフル本田千葉ニュータウン店なみのでかさ(行ったことないけど二駅ぶんあるって聞きました)の店舗でデンゼルがロシアンマフィアを血祭りですよ!? ロシアンマフィアどもは人質とって優勢に立ったつもりでいますが…違うんです…売場を熟知してるデンゼルの圧勝です。あらゆるDIY製品を駆使してドン引くぐらいの残虐ファイトを繰り出します。なかでも感動最高潮だったのは「高枝切りばさみ」を使うところです!高枝切りばさみって正直、CM見ても「こんなん脚立に乗って普通のはさみ使う方がやり易いだろ」って思ってました。けどロシアンマフィアを横からぶっ刺すのに最適でした!これ今度からCMでも言ったほうがいい!

ふざけた感想ばかり書きましたが、そういう楽しい要素もたくさんあるなかで「どうしても見過ごせない、許せないことに立ち向かう」っていうしっかりした筋があるので映画としてぐっときます。普段ニュースとか見てて、加害者側の人権ばかり擁護されてて被害者側はほったらかし…って状況に不条理を感じることってあるじゃないですか。もちろん映画と現実は違うし、現実で正義を振りかざしてる人は本気で怖いけど、せめて娯楽のなかでは「弱きを助け、強きをくじく」って成敗が見たいからほんとスカッとしました!

ニンフォマニアック vol.1&2

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ニンフォマニアック


公式サイト

ラース・フォン・トリアーの新作が二部作で全部で4時間ぐらいある ら し い …って聞いただけで最初めっちゃ鬱になりましたよ。なんでまた4時間もかけて凹まされなあかんの…なんで凹むために通常料金だと¥1800×2とか払って映画館行かなあかんの…そんな嫌なら行かなきゃいいじゃんって話だけど、めっちゃ気になるじゃないですか。あとこの監督の映画は映画館で観とかないとソフト化しても観ないんですよ。だもんで、えいやって感じで有給取って行ってきましたよ。平日の新宿武蔵野館でvol.1とvol.2一気観コース。武蔵野館はいまだ整理番号での入れ替え制なんですが、vol.1とvol.2で同じ番号だったんで多分ほとんどの人が一気観コースだったんでしょうね。この日の客層、めっちゃよかったです!どっかんどっかん爆笑に次ぐ爆笑でした。新喜劇か?ってぐらい。おかげでわたしも拍手して笑えました。いや~~こんな笑える映画とは思わなんだ!!

これはざっくり言うとセックス依存症患者の話なんですが、本人はカウンセリングに参加しても「わたしはセックス依存症じゃない!! お前らとは違う!! わたしはニンフォマニアック(色情狂)なんだ!!!」って主張がすごいんでざっくり言えない。多分めっちゃ深刻な病気と思いますよ、『SHAME -シェイム-』のマイケル・ファスベンダー、めちゃくちゃ辛そうでしたもん。アル中みたいなもん、って聞くともうそりゃ辛い映画たくさんあるからイメージはわきます。けどこの映画では真剣になればなるほど笑えるというか…本人がニンフォマニアックである自分に誇り持ってるふうなだけにかわいそうとは思わないんですよ。そこが最高ですね!どんだけ悲惨な人生送っても、それでも望んだとおりに生きてるって思うからなんか爽快感があって。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のビョークも「息子に目の手術を受けさせる」っていう人生の最大目標を果たしたので、わたしはあれはハッピーエンドだと思ってる。みうらじゅんが「目が見えるようになったあとで自分の母親が絞首刑になったって知ったらショックでまた目が悪くなる」って言ってたの聞いて「そうかも…」とも思ったけど。

けどもう、体育用具で性の目覚めとかのっけから岩井志麻子先生を思い出したし、ティーンになってから女友達とまんま『テレクラキャノンボール』みたいな旅行してたり…笑うなってほうが無理。ひとりエッチ断ちするぞってことで部屋じゅうの家具の角という角を梱包材で封じたシーンとか、あんなシュールで笑える画面そうそうない。あの一画面だけで本当に天才だなって思った!ユマ・サーマンのなぐりこみのとこもスプーンマジックのとこもよくこんなの思いつくなって思ったし、黒人ふたりのシーンは絶対怖い展開になると思ったけど終始ギャグだったし、あと「なぜ車が燃えてるんだ?」のところのタイミングとかキレがすごかった!ほんとに、笑った箇所を挙げるとキリがないです。わたしが一番好きなのはジェイミー・ベルのくだりで、あのキャラクターのプロ意識がストイックすぎて観客も含め他の人にはまったくわからない…のに成立してるってバランスがすごい!さんざん位置とか変えたあとで「…今日はやめよう」のとこでまた爆笑。なにがだめなの!? 全然わからない!プレゼントが名前入りの鞭とか…価値観がわからなさすぎてめちゃくちゃ気になりました。

あと、この日の客層がめちゃくちゃよかったなって思ったのは、ジャン=マルク・バールが出た瞬間どっと笑いが起きたときでした。あれは最高の出オチですね~!ジャン=マルク・バールとクリスチャン・スレーターと、あとトランスフォーマーのガキって顔がもうろくでなしの顔してんですよね。顔がろくでなしっぽい、ってんじゃなくて、ろくでなしの顔です。ので、トランスフォーマーのガキを見直しました。お前はそれでいいんだよ!

コミケに出ます

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ひさびさの映画感想を次のブログに書きました。しばらく二次創作してました。ツイッターではよくつぶやいてますがコミケ申し込んで受かったんですよ~28日日曜ガンダムのスペースです!ガンダムの女の子のイラストを描いた、ちっさい冊子を2種作って持っていきますよ。今やってる富野監督の「Gのレコンギスタ」っていう新シリーズが、キャラクターのデザインとかめっちゃ好きなのです。

こういうの描きましたよ~

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